スヌーピーデザインのコーヒーミル+コーヒー豆が入れられるミニ缶の豪華セット
世の中には2種類の人間がいる。コーヒーを豆で買う人間と、そうじゃない人間だ。
豆で買うなんて、面倒じゃないか。きょうび簡単においしいコーヒーを飲む手段なんて沢山あるんだ。
そう思っていた。この付録に出会うまでは。
MonoMaster2023年5月号。付録は「スヌーピーデザインのコーヒーミル+コーヒー豆が入れられるミニ缶」のセット。
そうきたか、MonoMasterよ。隔月誌になっただけでなく豪華めの付録展開に舵を切ってきたのか、値段もほぼ2000円だ。そういえば前号も高額・豪華付録であった。

値段を抑えることで中途半端なクオリティのものを付けられるよりは、ちゃんと良いものが欲しいという人も多いのではないだろうか。
豆を買う側の人間になることに一抹の逡巡を覚えつつも、購入。からの開封。
コーヒーミル、しっかりとした作りだ。ガラスの適度な重みは堅牢さを感じさせ、グリップ部のステンレスも安っぽさはなく、単体で販売されていてもなんら違和感はない。
缶はただ可愛い、以上。
早速使ってみようと、豆も購入。これはもう後戻りできない。怖いのは、美味しくなかった時ではない。逆である。もし豆を挽いて美味い珈琲が出来ようものなら、沼ってしまうではないか。ドリッパーとかフィルターとか、ストロー並みに細い口のケトルとか揃えたくなってしまうではないか。
今回の豆は、タリーズのモカジャバ。というかモカジャバってなに?モカなのかジャバなのかはっきりしてほしい。あとモカもチョコなのか豆の種類なのかはっきりしてほしい。
そのままミルに入れたい気持ちを抑えて、一度缶に移す。何のために感がふつふつ湧いて来るが振り払って缶を満たすんだ。
あ、缶にHAVE FUN!て書いてあるんだね、ありがとう楽しむよスヌーピー、およびウッドストック(あの黄色い鳥)。
スヌーピーの缶からミルに豆を投入。
入れながら気付いた。これアウトドアで使いたい時の豆持ち運び用の缶なんじゃ?気にしない気にしない。
スヌーピー、そろそろ挽いてもいいかい?
さあ、挽いてみよう。これ何が良いって調節ネジで細挽きから粗挽きまで自在に選べるところ。付録のくせに、こいつめ。
初挽きいってみようか。ハンドルを回す。時計回り、それだけがルール。親の仇かってくらい回す。
ガリガリと心地よい音がする。電動だと若干癪に触る音かもしれないがさすがの人力、ASMRみまである。
粉が溜まるとドーナツを持ったスヌーピーがガラス面に出現するとのことで無駄に満タンにしてやった。
こんにちはスヌーピー。はじめからうっすら白く見えてたけど改めて挨拶しとくね。ちなみに飲む直前に挽くのが一番美味しいらしいから今はこんなに大量に挽いてしまって後悔してるよ。大丈夫、頑張って飲むねウッドストック(あの黄色い鳥本日2回目の登場)。
ドリッパー&ペーパーなんて普通に暮らしてたら持っていないので、両機能を兼ね備えたフィルターを用意した。
みんな大好きカルディ製。
”自分で挽いた”おいしいハンドドリップコーヒーチャレンジ
セット完了。
誌面掲載の「世界的バリスタが教える、”おいしい”ハンドドリップ術。」を参考に淹れる。
最初に30gのお湯を注したら1分蒸らすんだ。ああプロっぽい。もう得意げになって蒸らしちゃう。
からの、完成。
ミニマフィンと一緒にいただきます。
うん、普通に、うまいわ。よっぽどの間違いをおかさない限り成功の約束されたミッションだったわ。付録と関係ないところで最高のマフィンを用意した時点で勝ってたんだわ。
とはいえ、豆を挽いて淹れるという行為自体、なんか良いなと思ったのは事実。ゆっくりと時間をかけて、余暇を愛しんで、プロセス込みで味わう。贅沢ってこういうことなんじゃないか。
おわりに
世の中には2種類の人間がいる。コーヒーを豆で買う人間と、そうじゃない人間だ。
自分は「こちら側」の人間になってしまった。だから言うってわけじゃないが、こっちもなかなかいいぜ。
MonoMaster発売日当日にレビューしてるけど、どうやら本号は売り切れが続出してるみたいだから、見つけたらすかさず購入することをオススメする。
どうぞ、あなたも良いコーヒーライフを。
発売日:2023年03月25日 価格:1,990円(税込) 出版社:宝島社 JAN:4910187770534 Back number |
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